血縁関係にある人が亡くなられた場合、その人の葬儀や葬式などの一連の儀式を滞りなく進めていくための準備の第一段階は喪主を決めることです。喪主とは葬儀や葬式の場で弔問客の挨拶を受ける立場の人で、これは遺族や血縁者のなかから選ぶことになります。次の段階は、葬儀や葬式をどのような宗教形式のものにするか決めることです。これに関しては亡くなられた人が生前に信仰をしていた宗教や宗派に従って決定することになります。現在では特定の宗教を信仰していない無宗教の人も増えていますが、亡くなられた人が無宗教であったときには遺族や血縁者で十分に話し合いをしたうえでどの宗教形式にするかを決めます。また、宗教形式を決めると同時に、葬儀や葬式の規模、費用なども決定する必要があります。この規模や費用に関しては、最近ではごく限られた人たちが参列をする家族葬という形式も増加しているので、このようなかたちで葬儀や葬式を行う場合には従来よりも費用を安く上げることができます。