お葬式が終わり、落ち着いた頃に行なうのが故人の残した品を整理する遺品整理です。遺産のなかでも動産などの物品全般の整理を指すことが一般的ですが、故人が生前に使用していた生活雑貨や衣類、家具、家電などの整理のこともいいます。遺品を遺族で分け合うことを形見分けといいます。借家やアパートなどの賃貸住宅に故人が住んでいた場合、法事が終ってから直ちに遺品整理処分する必要があります。日記や手紙、手帳に預金通帳などは必要になることもあるため1年から2年は保管する必要があり、その他の場合書籍などは寄贈されることもありますが、食料品は原則処分し、家電製品は中古品として売却するなど遺族の意向に添って処分することが一般的となっています。近年では、高齢化や核家族化を背景に外部委託先として便利屋や特殊清掃業務会社、遺品整理専門会社などがあり、それらの会社に頼んで片付けをして貰うことも多くなっているのが現状です。